新NISA開始直前に、ポートフォリオを大幅見直しした私ですが、「見直し前」は、
全世界株式(除く日本)、全世界株式(3地域均等型)、NASDAQ100、FANG+、インド株、
というラインナップで考えていました。
けっこう普通の戦略として、「コアサテライト戦略」ってのがあって、比較的リスクの低めのもの(コア)を8~9割、ハイリスクハイリターンを狙うもの(サテライト)を1~2割で構成して、大負けしにくくしつつ、リターンの高いところも一部ガッツリ狙いにいく、っていう考え方なんですが、
じゃあ、なんで5銘柄も混ぜてんの?と思われる方も、いらっしゃるかもです。
一番シンプルにコアサテライト戦略で組むと、全世界株式8割 と FANG+2割、とかになるんじゃないですか、と。
答えを言ってしまうと、私にとっては、
コア: 全世界株式(除く日本)、全世界株式(3地域均等型)、インド株
サテライト: NASDAQ100、FANG+
なんですよ。
Apple とか、Googleとか、Microsoftとか、NVIDIAとかは、今後の生成AI大発展時代の中核となる企業だと思っているから、サテライトを、NASDAQ100とFANG+の「混ぜ物」にしているんです。
なんで混ぜるか、というと、単純に、FANG+だと、「濃すぎる」から、もうちょっとふわっと半導体業界を覆うようにカバーしたかった、ということです。
で、コアのほうも、3つも混ぜとるやんけ、というのも、もちろん自分なりに理由があります。
普通に単にオールカントリーを買うと、
・アメリカ成分が濃くなりすぎるから(私の感覚として、です)
・新興国部分が玉石混交で、成長率の低い国がけっこう含まれてしまうので、そのせいでS&P500よりパフォーマンスが悪いから
です。
全世界株式(3地域均等型)、っていうのは、単品では、その3つの地域(日本、先進国、新興国)を均等にすることに何の合理性があるの?という突っ込みどころがある製品、とも言えるのですが、
「混ぜ物」として使うと、いい感じに、アメリカ成分を薄めてくれて、しかも信託報酬も激安のままそれを行える、というのが、私の判断です。
アメリカ成分を濃くしたくなったら、「サテライト」の側で、NASDAQ100とFANG+をマシマシにするから、「コア」の部分は、アメリカやや薄めでいいっす、ってことです。
で、「インド株」のほうですが、これは、私の中では、完全に「マイ・オールカントリー」の主力パーツです。
あくまで私の読みですが(誰に対しても、その読みが当たる保証はいたしかねますが)、インドが成長しないわけがない、と思っています。
普通にオールカントリーを買うと、新興国部分がパフォーマンスの足を引っ張るので、そこをインド株に置き換えてしまえば、アメリカがコケたときの分散も効いているし、決して低くない成長性も見込める、ってことで、自分にとって、とてもいい塩梅。
自分にとっては、インド株は、ハイリスクハイリターンな投資対象とはみなしておらず、オールカントリーのうち新興国部分をインド株に置き換えてしまうととてもいいバランスになる、だからこれは「サテライト」ではなく「コア」の一部なのです。