暴落対策シリーズ#001: 「はじめての暴落」への心の準備は出来ているか。

はじめてのNISA。
はじめての資産形成デビュー。
はじめてのオルカン購入とか、はじめてのS&P500購入とか。

 

銀行に預金しておくのと比べて、随分と簡単に、スススッと、増えてくれるもんだな、と思ったり。

 

そんな初めての経験をした人、この半月ぐらいの間に、すごく増えたんじゃないでしょうか。

 

そんなあなたに、ごくごく簡単な思考実験を一つ。

 

自分が、今のペースで、2年ぐらい投信の積み立てを続けた、として、
たとえば、コツコツと、720万円ぐらい投資したとして、
ちょっといいかんじに増えてくれて、1,000万円ぐらいになってくれたとして、

 

さて、ここで、自分の仕事がいきなり超忙しくなって、二週間ぐらい、全然自分の証券口座をチェックできなくて、さて久しぶりに証券会社の口座にログインしてみたら、

 

あれ? 確かこの前、1,000万円ぐらいあったはずなのに、400万円になってる!??

 

こういうことがもし起きたとして、平常心を保てるでしょうか。

頭、真っ白になっちゃったり、しないでしょうか。

 

新NISAって、投資初心者でも、毎月オルカンを定額購入する設定を入れておけば、誰でも資産形成が簡単にできる、って、聞いてたのに、

 

なんじゃこりゃぁぁぁああああああ!
騙されたぁぁぁぁあああああ!

 

って、思ってしまう可能性、ないでしょうか。

 

確か、よく見てる投資系Youtuberは、たとえ暴落があっても、一切動じずに、毎月淡々と同じ金額を積み立てていけばよい、それが長期投資のやり方だ、って言っていたから、
自分だって、1,000万円あると思っていた資産が400万円に減っていたって、全然痛くも痒くもないです。想定範囲内のことが起きただけです。
自分は平気です。悔しくなんか、ないです。もう資産形成やめたい、なんて欠片も思ったりしないです。

 

と、思えるかどうか。

 

これって、そう思う人は間違っている、とか、正しい、とか、そういう問題ではなくて、人間には持って生まれた性格ってのがあって、なにかちょっと冒険的な行動にふと出られる人、石橋を叩いて渡る人、石橋を叩いても渡らない人、いろいろいるじゃないですか。

それと同じで、暴落に出くわしたときに、平然としていられるか、大ショックを受けるか、自分は、どっちのタイプなんだろう、って、軽く考えておいたほうが、いいです(資産形成をするプレイヤーの世界に飛び込んだアナタなら)。

 

で、もし、自分は、大ショックを受けてしまう方のタイプだ、と思った方は、資産形成をやるべきではないのか。

 

そんなことは、ないと思います。

 

なんか、そういうタイプの方にあったやり方っていうのが、なんらか存在して、暴落局面に対する準備だったり、状況変化に対する対応だったり、なんかできるんじゃないか。

 

この方策をね、探っていきたい、と思います。

 

今回は、とりあえず、ここまで。

このテーマ、非常に重要なんで、継続的にいろいろ書いていきたいと思っています。